いちご水
中学生の頃買った「赤毛のアンのお料理ノート」
ひとつひとつにレシピは付いているけど
ところどころにイメージ的な写真やお話に基づいた風景写真や
お話の中のエピソードが挟み込まれているだけのもので
それが返って私の想像力をかき立てた。
ふくらし粉のビスケット
さくらんぼのパイ
タフィ
おじゃがのクリーム煮
。。。
ああ、どんなだろう
ドキドキして夢見るような気持でページを何回もめくったものだ。
赤毛のアンのお話しは途中までしか読んでいないし
アンの世界に憧れた訳ではなかったのだけど、
いちばん憧れたのは「いちご水」
そして「たんぽぽ酒」
いちごのまだ高い時期に母に無理を言って買ってもらいいちご水を作った。
今読み返すとなんて簡単なレシピ。
だけど料理もお菓子作りもほとんどしなかったその頃私には
あくを取るとか煮詰めるとかそういう事さえ難しい事の湯に思えた。
さて、出来上がったいちご水は格別おいしいものではなく
作った事の満足だけで瓶に入ったまま長いこと冷蔵庫にあって
そのうちとうとうカビが生えたのだった。
いちご水のつくりかた
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